お寺の新聞「瑞祥(ずいしょう)

 

年間数回(不定期)発行しています。話題が時期外れの場合もございますがご容赦下さいませ、、、

令和2年4月19日(日)発行

ごあいさつ


 檀信徒の皆さまに於かれましては、日々ご参拝を頂きまして誠に有難うございます。

 ご案内状に記載の通り、新型肺炎感染防止のため、本日の開宗会(かいしゅうえ)法要は、僧侶のみにて読経させて頂きました。

 皆さまからは、ご祈願料を賜り、厚く御礼申し上げます。申し込み頂いた人数分の御札(おふだ)を送付致しておりますのでご確認下さい。

 この御札はお仏壇や神棚等(タンスの上でも可)に安置し、 しっかりとお題目をお唱えして下さい。

 同封の小さな封筒は甘茶(あまちゃ)です。

 四月八日はお釈迦さまのお誕生日です。伝承では、お釈迦さまがお生まれになったことを天の神さまが大変お喜びになり、甘露(かんろ)の雨を降らせたということです。その故事に習い、本日の法要では、お釈迦さまのお像に、皆さまに代わって私たち僧侶が甘茶を灌(そそ)ぎました。

 同封の甘茶も本堂にお供えしてご祈祷を施しております。古来より、心の垢を洗い清めて災いや厄を除くと云われています。是非お召し上がり下さい。


見直してみましょう


 新型感染症の影響が世界中に出ています。私たちの社会活動が制限される事態にもなっています。しかしこれは、私たちのこれまでの考え方や行動を考え直す必要があるという暗示なのかもしれません。

 私たちの宗祖、日蓮聖人が活躍された鎌倉時代も、国家を脅かすような疫病が流行しました。その様子が立正安国論という論文の冒頭に登場し、人々の嘆きが伝わってきます。

 宗祖は、多くの犠牲者が出たことに心を痛め、「世の人々が正しいことに背を向けてしまっている」と述べておられます。私たちの心の有り様を戒める非常に厳しいお言葉です。


正しく認識・正しく行動


 お釈迦さまが説かれた「涅槃経(ねはんぎょう)」には、「法に依って人に依らざれ」、「依法不依人(えほう・ふえにん)」という言葉があります。ここでいう「法」とは法律ではなく、仏さまの「おしえ」です。即ち、「私たちが行動する際には、常に仏法に照らしなさい」ということです。

 日蓮聖人は、「経のごとく説かざるをば、いかに、いみじき人なりともご信用あるべからず候」(唱法華題目抄)と述べておられます。

 「経典(特に法華経)に説かれていないのであれば、いくら社会的な地位が高い人や著名人であっても、その発言や行いを信用してはならない」ということです。

 出所不明瞭な話や、ほんの一部だけを切り取ったような話を鵜呑みにしてはなりません。

 私たちの情報源の多くはテレビと新聞、或いはネットでしょう。そこから何を読み取るか、事の善悪や、自分にとっての要・不要を見抜く力が必要です。

 人類は、きっとこの試練を乗り越える事が出来ます。冷静に恐れ、感染拡大を防ぐことが肝要です。そして病魔の犠牲となられた方々のご冥福を祈り、医療等の最前線で活動されている方々に感謝の念を捧げましょう。

私たちの実生活を考えると非常に苦しいことですが、まずは可能な限り、人と人の接触機会を減らす努力をしましょう。一人ひとりの行動が、沈静化に向けての重要な段階であることは明らかです。


おしらせ


 妙典寺の行事も左記のように変更します。


◆六月二十一日(日)

 日朝上人祈願祭  中 止

◆八月十一日(火)

 お盆法要  詳細別途案内

◆毎月一日

 別院月例祭   当面中止

◆毎月十五日

 納骨堂月例祭  当面中止


 以上、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。